ペンダントライトはデザイン性の高い照明器具なので、設置するだけでお部屋をおしゃれな雰囲気にしてくれます。
その一方で、ペンダントライトの長さが合わないと悩む方は非常に多いです。
この記事では、ペンダントライトの長さ調整をする方法を解説します。ペンダントライトのコードを短くする際におしゃれに見える方法や結び方についてもご紹介していきます。
ペンダントライトの用途と理想的な長さ
ペンダントライトとは、天井から吊り下げるタイプの照明器具のことです。吊り下げには主にコードやチェーンが用いられます。
まずは、ペンダントライトの用途と理想的な長さについてご紹介します。
ペンダントライトの用途
本体を天井に直接取り付けるシーリングライトは、コードやチェーンがないため、長さを調節する必要はありません。光源が高い位置にあるため、空間全体を照らす用途で使用されます。
それに対し、ペンダントライトはコードやチェーンがあるため、天井から比較的低い位置に設置されます。光源が低い位置にあるため、ダイニングやリビングのテーブルを照らす用途で使用されることが多いです。
ダイニングテーブルの上に設置する場合、ペンダントライトの位置は中央を基本とします。光源が真ん中にくることでテーブル全体に光が当たり、光の見え方のバランスを取ることができます。
ペンダントライトの理想的な長さ
ダイニングテーブルやキッチンカウンターの上からペンダントライトの下端までの距離は60~80㎝が理想的です。あまりにチェーンやコードが長すぎると、立ったり座ったりする時に頭をぶつけてしまう恐れがあります。テーブル全体に光が当たらない場合もあるため、チェーンやコードを適切な長さに調整しましょう。
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ペンダントライトのコードの長さの決め方
せっかくお部屋にペンダントを取り付けるのなら、居心地の良い空間にしたいですよね。ペンダントライトの長さが空間に与える影響は大きいため、正しい方法で調節していきましょう。
ここでは、ペンダントライトのコードの長さを決める手順を解説します。
1.床から天井までの高さを測る
はじめに、ペンダントライトを取り付けたい部屋の床から天井までの高さ(天井高)を測ります。ダクトレールや引っ掛けシーリングがある場合は、器具までの高さを測ってください。
床から天井までは距離があるため、メジャーを使って測る場合は足元がしっかりと安定する脚立・足場を用い、転倒事故に十分注意しましょう。
現在は、スマートフォンで天井高が脚立不要で簡単に測れるアプリがありますので、それを使用するとよいでしょう。
一般的な家庭の天井高は2m30~80㎝です。入居前、もしくは新築中で計測できない場合は、オーナーさんや施工業者に確認しましょう。
2.コードの長さを決める
つづいて、ペンダントライトのシェードの高さを測ります。ペンダントライト本体の長さは「シーリングカップ+コードの全長+本体の高さ」になるため、テーブルまでの距離を計算するのに本体の高さが必要です。
コードの長さを正確に決めるには、実際に設置してあるテーブルの高さも考慮しなければなりません。テーブルが高いほどコードは短くなりますし、テーブルが低いほどコードは長くなります。
例えば、天井高が2m40㎝、シーリングカップの高さが10㎝、本体の高さが40㎝、テーブルの高さが70㎝だとします。テーブルの上からペンダントライトまでの距離を80㎝にするのであれば、必要なコード全長は40㎝です。
ペンダントライトのコードの長さを短くする方法
購入したペンダントライトのコードが長すぎる、とお悩みの方もいることでしょう。長いコードを短くする場合、基本的には市販の調節器具で対応できます。
ペンダントライトのコード長を調節する器具には、「クリップ式」「リール式」「カバー式」の3種類があります。照明の色やデザイン、インテリアに合わせて選ぶことで、空間がおしゃれに見えるでしょう。
ここでは、コードの長さ調節をする方法を器具の種類ごとに解説します。
コードクリップ
1.ペンダントライトのコードを輪っか状にして、クリップで挟み込みます。
2.クリップの穴にボルトを差し込み、ナットを締めます。
クリップ式の調節器具は、被覆コード限定で仕様が可能です。輪っか状になったコードが目につきやすいですが、使用方法がとても簡単です。ただコードの輪っかはクリップの大きさで一重か二重巻きしかできませんので、注意が必要です。またチェーンには使用できません。
コードリール
1.コードリールのフタを開けます。
2.中央の出っ張りに、余った分のコードを巻き付けていきます。
リール式の調節器具は、被覆コードしか使用できない場合があるので、コードリールの商品仕様をよく確認しましょう。また商品によってコードの長さを30~70㎝程度短くすることができます。チェーンの場合は使用できません。
シーリングカバー(シーリングカップ)
1.シーリングカバーのパーツや本体にコードを通します。
2.コードの長さを調節し、専用パーツに巻き付けていきます。
3.取付器具にシーリングカバーを取り付けて固定します。
シーリングカップの中に不要な長さのコードを入れ込むタイプの調節器具は、フランジカバーとも呼ばれています。このタイプは色もデザインも種類は多くありませんが、コードを収納して外側から見えないようにできるためスッキリ見えるのが利点です。ただシーリングカップがその分大きくなるため、照明本体とのバランスをよく見極めることが必要です。
ペンダントライトのコードの長さを長くする方法
ペンダントライトのコードを長くしたい場合は、電気工事になるため自分ですることはできません。必ず電気工事士に依頼しましょう。
電気工事も請け負っている照明専門店で照明器具を購入すれば、最初からコードを希望の長さにしてもらうことができます。その方が後からコード延長作業を依頼するよりも安価に済みますのでおすすめです。同じく、カットして短くすることも可能です。調節器具を付けない分、見た目をすっきりさせることができます。
まとめ
ペンダントライトの長さ調整をするには、天井高や取付器具、シェード、テーブルの高さを考慮する必要があります。コード長を理想的な長さにすれば、ペンダントライトが映えて、スタイリッシュな空間になるでしょう。
当店「EL JEWEL」では、照明器具のコード・チェーンの長さ延長・カットを行っております。ご希望の方は「EL JEWEL」をご利用ください。
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