おしゃれな照明は、家庭やオフィスなどの空間を機能的で快適な場所に変える重要な要素のひとつ。
しかし、新しい照明を取り入れようとした時、多くの人が悩むのはその取り付け方法です。
そこで、今回の記事では、照明器具を正しく、安全に取り付けるために知っておくべき6つの基本手順をわかりやすく解説していきます。
照明器具を取り付ける基本手順
照明器具を取り付ける手順は全部で6つです。
1. 照明計画を立てる
照明器具を取り付ける前に、照明計画を立てることが重要です。どの部屋にどのような照明を配置するか、取り付けたい照明器具の種類、大きさ、数、明るさ、配置を決めましょう。また、照明にどのような効果を期待しているかも考えましょう。間接照明を取り入れることで、落ち着いた雰囲気を作ることも、タスク照明を追加することで作業効率を上げることもできます。
2. 照明器具の取付方法を確認する
照明器具によって、取付方法は「引っ掛けシーリング」と「直付け」の2つの方法に分かれます。照明器具に引っ掛けシーリングプラグが付いている場合は、脚立があれば誰でも取り付けが可能です。照明器具に引っ掛けシーリングプラグが付いていない場合、資格を持った電気工事士に取り付けを依頼する必要があります。特に、海外輸入の照明には引っ掛けシーリングプラグが付いていないため、電気工事士のいる工事業者に相談しましょう。
3. 電源を切る
照明器具に引っ掛けシーリングプラグが付いている場合、取り付け作業を始める前には、必ず壁スイッチの電源を切りましょう。これは、感電事故を防ぐために最も重要なステップです。
4. 既存の照明器具を取り外す
既存の照明器具がある場合は、その照明器具の取り付け方と重量を確認した上で、取り外し作業から始めます。器具が直付けで付いている場合、電気工事士に取外しを依頼する必要があります。引っ掛けシーリングで付いている場合、天井についているシーリングカップのネジをゆっくり緩めてシーリングカップを下げていきましょう。引っ掛けシーリングプラグが見えたら、プラグをねじって照明器具をはずします。天井にピッタリ張り付いたタイプのシーリング照明の場合は、落下しないように必ず2人で注意深く支えながら作業を行ってください。
5. 新しい照明器具の取り付け
新しい照明器具を取り付ける際は、器具にが付属している取付説明書をよく読んでから作業に取り掛かりましょう。取付方法が引っ掛けシーリングの場合は、脚立を用意し、大きさによって1~2名で作業を行います。直付けで取り付ける場合は、器具の重量に耐えられる天井下地を施工会社に依頼し、取付工事を電気工事士に依頼します。
6. 電源を入れてテストする
すべての取り付け作業が終わったら、ブレーカーまたはスイッチを入れて電源を復旧させます。その後、スイッチを入れて照明が正しく機能するかを確認しましょう。
点灯しない場合は、引っ掛けシーリングプラグがしっかりはまっているか、電球が切れていないかを再確認します。また、照明の方向や角度が調整できるタイプの場合は、最適な照明効果を得られるように調整しましょう。
照明器具を取り付けるときの注意点
照明器具の取り付けの際は、取付位置の真下に脚立が置ける1.5m~2m角のスペースを確保してから行いましょう。上記の基本ポイントを押さえ、安全に注意しながら進めれば、空間をより快適な空間にすることができるでしょう。引っ掛けシーリングの器具でも自信がない場合は、電気工事士に依頼することも一つの手です。安全第一で作業を進めましょう。
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