洗面所は毎日何度も使用される場所で、髪の毛のセット、メイク、髭剃りなど、目的がはっきりしていますよね。なので、その目的に合った照明選びが重要となります。本記事では、洗面所の照明選びのポイントやおすすめの照明について解説していきます。
洗面所の照明の基本
洗面所の照明を考える際、まず洗面所という部屋の目的から考えることが大切です。洗面所は、その名前のとおり、面（顔）を洗う所です。顔を洗う、メイクをする、髭を剃る、といった顔を整えるための場所です。そのため、こうした洗面所での行動が行いやすいような照明設計が求められます。
洗面所には通常、顔を確認するための鏡が取り付けられています。顔を鏡に近づけて確認することも多いので、顔がしっかり見えるような光の当て方がポイントとなります。
洗面所の照明のポイントは？
では、ここからは洗面所の照明を設置する際のポイントを紹介します。
必要な明るさを知る
照明計画における指標の照度ですが、一般的な洗面所の全体としての照度は75～150lX程度とされています。
一方で、メイクをする場合の目安は200から500lX、さらに鏡でしっかりと肌の色を見る際の局部照度としては300～750lX程度が目安ともいわれています。
このように、しっかりと鏡で顔を見るために、必要となる照度は高くなりますが、それとともに顔の見やすさを追求した照明の手法も大切になります。
顔に陰影を作らないようにする
照明計画における指標の照度ですが、一般的な洗面所の全体としての照度は75～150lX程度とされています。
一方で、メイクをする場合の目安は200から500lX、さらに鏡でしっかりと肌の色を見る際の局部照度としては300～750lX程度が目安ともいわれています。
このように、しっかりと鏡で顔を見るために、必要となる照度は高くなりますが、それとともに顔の見やすさを追求した照明の手法も大切になります。
洗面所での顔の見やすさを照明から考える時、ポイントは顔に影ができないということです。
メイクや髭剃りをする時、自分の顔の色や問題がないかどうかの確認でも、顔に影ができてしまったら、それがうまくできなくなりますよね？洗面所の鏡で顔に影ができてしまうというのはよくありません。
顔に陰影がつきやすいのは上部から強い光が当たる場合です。逆に陰影ができないようにするには、上部からの強い光を避け、拡散の配光で顔の両側から照明を当てることがポイントです。顔に当たる光を均一にするという意味では、鏡と照明が一体化した照明という選択肢もあります。
肌の色をきれいに見せる照明を選ぶ
メイクをしたり、スキンケアをしている時に、肌が実際よりも汚く見えてしまうのはショックですよね。肌の色の見え方の評価として「特殊演色評価数」という指標があります。R15日本人の肌の色は、R15という設定があり、こうした指標も肌の色がきれいに見える照明を考える上で活用できます。
肌をきれいに見せるひとつのコツとして、中波長の黄色系統よりも長波長の赤色系統を強くした光を用いるという考え方があります。こうしたことを背景に、肌の色がきれいに見えることをアピールした製品開発も行われています。
洗面所でよく使用される照明は？
洗面所でよく使用される照明としては、ウォールライト（ブラケットライト）や鏡と一体型のライトがあります。
ウォールライト（ブラケットライト）
ウォールライト（ブラケットライト）は､壁に取り付ける照明です。洗面所のウォールライト（ブラケットライト）では、顔の鉛直面の明るさや照度が十分に得られるよう、配置や製品を選びます。
また、ここまでに解説しましたように、洗面所全体を明るく照らし、特に鏡に映る顔の明るさが均一になることがポイントです。
鏡一体型ライト
顔を見るという洗面所に行為にピッタリなタイプです。顔の明るさが均一になるため、メイクや髭剃りなどが実施しやすく、顔色もしっかりと見ることができます。
他のライトとの組み合わせという点で、調光が可能な製品を選ぶとより良いでしょう。
まとめ
洗面所は、顔を洗う、メイクをする、髭をそる、といった顔を整えるための場所ですので、こうした行動を行いやすくする照明設計が、洗面所の照明の基本となります。
そのためには、鏡に映った顔が均一に明るく見えること、影ができないこと、肌がきれいに見えることが大切です。鏡と一体型の照明なども開発されていますので、良い製品を選び、素敵な洗面所に仕上げましょう。
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