お子さまの成長に伴い、子ども部屋を用意しようと考える親御さんは多いですよね。
子ども部屋をつくる目的はご家庭によってさまざまですが、子どもの自立性を伸ばしたり、勉強に集中させたりするために設けるのが一般的です。
そして、目的や部屋の用途によって、どんな照明を選んだらいいかは異なります。
そこでこの記事では、子ども部屋の照明の明るさや選ぶポイントを解説していきます。おしゃれな照明も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
子ども部屋の照明の明るさについて
子ども部屋の照明を選ぶにあたり、まず考えたいのが照明の明るさです。
照明は明るければ明るいほど良いというわけではなく、目的や部屋の用途を考慮する必要があります。一般的には、大人が過ごす部屋よりも子ども部屋の方が明るさが必要とされています。
現在主流となっているLED照明の明るさは、lm(ルーメン)の単位で表されるため、この数値を基準に照明を選んでください。例えば、6畳の子ども部屋なら、2700~3700lmの明るさが必要です。
子ども部屋の照明の選び方
子ども部屋をおしゃれにする照明を選びたい、勉強が捗る空間にしたい、という方は多いと思います。ここでは、子ども部屋の照明を選ぶポイントや注目すべき点をご紹介します。
1.明るい色やかわいいデザイン
子ども自身の好みも考慮した上で、明るい色やかわいいデザインを選ぶようにしましょう。
小さいお子さまが遊ぶ空間として子ども部屋を使う場合は、パステルカラーなど淡い色の照明器具がおすすめです。子どもが好むようなキラキラとしたデザインや、動物、花、ハート、星などのモチーフを取り入れても良いです。
子ども部屋を勉強や読書に用いる場合は、集中力が高まる「青」の照明器具を選ぶのがおすすめです。青色には心を落ち着かせる作用があるため、集中力が必要な場面に向いています。室内のインテリアにも適度に青色を入れれば、統一感が出ておしゃれな雰囲気になるでしょう。
2.安全性が高い
子ども部屋の照明を選ぶ際は、デザインだけでなく、形状や素材などに安全性が高い照明を選ぶことも大切です。
例えば、おもちゃのような物を振り回したり、ボールで遊ぶようなお子さんの部屋には、吊り下げるタイプの照明よりもシーリング照明のほうが安全です。また、割れる素材を避けて布製や金物、ポリカーボネイト製のものを選ぶとさらに良いでしょう。
3.昼白色や昼光色の電球色
照明の電球の色は色温度と呼ばれており、色温度が低ければ低いほどオレンジ色に近く、高ければ高いほど青白い光に近くなります。LED電球の色温度は「ケルビン(K)」という数値で表記され、数値が低い方から「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」と種類分けされています。
寝室やリビング、ダイニングなどリラックスしたい場面には電球色が、書斎やオフィス、キッチンなど集中力が必要な場面では昼光色が用いられるのが一般的です。
子ども部屋で勉強や読書をする場合は、昼白色や昼光色の電球色が適しています。もし、勉強部屋と寝室を兼ねて使うのであれば、天井照明を昼白色に、デスクライトを昼光色にするとよいでしょう。
子ども部屋におすすめの照明の種類
実際に子ども部屋の照明を選ぶとなると、どんなデザインのものが良いのか悩む方は多いことでしょう。ここでは、子ども部屋におすすめの照明の種類と商品をご紹介します。「一部屋につき1台の照明」というわけではないため、複数の照明を併用することも検討してみてください。
ダウンライト
部屋の要所要所を照らせるので、子ども部屋に限らず各部屋に数カ所は欲しい照明器具です。
天井埋め込み式のため、新築またはリフォーム時に施工会社に依頼します。
イタリアFabbian社のダウンライト。透明感のあるすっきりしたデザインで、インテリアを邪魔しません。
シーリングライト、ペンダントライト
部屋のメイン照明です。天井にぴったり取り付けるタイプのシーリングライトにするか、吊り下げタイプのペンダントライトにするかは、その部屋のお子さんの日常行動によって決めるとよいでしょう。
部屋でボール遊びをするようなお子さんの場合は、シーリングライトを選んだほうが安全です。逆におとなしく美意識が高めのお子さんの場合は、インテリアに合わせたデザインのペンダントライトをお勧めします。
デスクライト
子供の時期にとって一番重要な照明です。勉強机で使う照明器具ですので、手元を明るくするだけでなく、眼に負担の少ないタイプを選びましょう。身長も大きく変化する時期に使う照明ですので、アームやヘッドが可動できるタイプならなお良いでしょう。
リーディングライト
ベッドサイドに付ける、小さなスポットライトです。光を当てる向きを変えられる物もあり、ベッドに入ったままで本が読める照明で、ホテルライクなデザインが最近人気です。
まとめ
子ども部屋の照明を選ぶ時は、子どもの好みやデザイン性以外にも考慮したいポイントがいくつかありました。子ども部屋を用意する目的や用途によって、求められる照明や電球の色を見極めましょう。
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