照明がチカチカする、スイッチを入れても消えるといった時には、照明器具の故障が疑われます。
照明の明かりは日常生活に欠かせないものですから、不具合が生じると大変不便に感じますよね。すぐにでも修理をしてトラブルを解消したいものです。
しかし、照明の故障は頻繁に起きるものではないため、照明器具の修理をどこに頼むかで迷う方も多いと思います。そもそも、照明の不具合が故障によるものとは限りません。
そこで、この記事では、照明器具の修理はどこに頼むのがいいのか、業者の選び方や自分でできる対処法をご紹介していきます。
照明器具に不具合が起きる原因と対処法とは?
「照明が点かない」「照明が消える」など、照明に不具合が起きる原因はいくつか考えられます。原因によっては自分で解決できる場合もありますし、業者に依頼しなければならない場合もあります。
まずは、照明に不具合が起きる原因とその対処法をご説明します。
電球や蛍光灯の寿命
ある照明だけが点かず、家電製品や他の部屋の照明は点くという場合には、電球や蛍光灯の寿命が考えられます。電球がチカチカする場合も同様です。
電球の一般的な寿命は、1日10時間使用したとして、白熱電球が3~6ヵ月、蛍光灯が3年7ヶ月、LED電球は2~11年です。電球を交換してから期間が経っている場合は、電球を新しいものと交換してみてください。
電気の使い過ぎや漏電
家全体の照明が点かない、またはある一部屋の照明・家電製品が動作しない場合は、電気の使い過ぎや漏電の可能性があります。落ちているブレーカーがないかを確認してみてください。
アンペアブレーカーや安全ブレーカーが落ちている場合は電気の使い過ぎが原因ですので、一度に使用する電気を減らして対処しましょう。問題のある電気回路が分からない時は、一旦すべてのブレーカーをオフにし、一つ一つオンにしていきます。この時、上がらないスイッチがあれば、その回路に問題があると判断できます。
漏電ブレーカーが落ちている場合、またはブレーカーを上げてもすぐまた落ちる場合は漏電の可能性があって危険なため、至急業者に相談しましょう。
照明器具や配線の故障
電球を交換しても照明が点かない場合やブレーカーに問題がない場合は、照明器具本体もしくは配線の故障が考えられます。
照明器具の寿命、照明器具に繋がる電気配線、電源部や基盤、スイッチの故障などが主な原因となりますが、解決には電気工事が必要になるため、業者に依頼してください。
照明本体の配線の寿命は、10年です。また電気ソケットの寿命も10年と言われています。取り付けた照明器具が10年を超えたら、配線やソケット交換の相談を電気工事店に相談しましょう。
照明器具の修理はどこに頼むのがいい?業者の選び方を解説
照明器具が故障した場合、自分で修理することは難しいため、業者に依頼することとなります。いざ依頼するとなると、照明修理を行っている業者の数が多く、どこに頼むのか迷ってしまう方は多いですし、修理業者も得意不得意があるもの。
ここでは、照明器具の修理を依頼する業者の選び方を解説します。
電気工事士の資格を保有している
照明器具の修理では配線工事を伴うことが多く、電気工事士でなければできません。資格のない人が作業を行った場合、電気工事士法に基づき、懲役刑や罰金刑が科せられます。また、その後の漏電等による火事などが起こった際は火災保険の対象外になります。後のトラブルを避けるためにも、修理を依頼する時は電気工事士の資格を保有している業者を選ぶようにしましょう。
修理する照明器具が海外輸入のシャンデリアやデザイン照明の場合は、海外の照明に慣れている電気工事士かどうか、確認することが肝心です。
この時、業者のホームページを見て、修理したい照明、たとえばシャンデリアや海外デザイン照明だったらその修理実績があるかどうか、確認できない場合は、直接電話、メールで問い合わせたほうがいいでしょう。電気工事士にも得手不得手があり、「来てもらったけど結局直してもらえず出張費を払わなければならなかった」ということもあるからです。
参考文献:関東東北産業保安監督部 電気工事業者の皆様へ
https://www.safety-kanto.meti.go.jp/denki/kojigyo/data/denkikoujisetsumei.pdf
料金は相見積もりを取る
業者に照明の修理を依頼する際、もっとも気になるのが料金ではないでしょうか。
まずは、業者のホームページを見て、サービス内容や修理実績確認できたら、電話やメールで見積もり依頼をしましょう。この時、必ず2社以上から相見積もりを取るようにしてください。その際修理の難易度によっては現地調査に来てもらうのもよいでしょう。見積もりを取ることによって、後から高額な請求をされることを防ぐことができます。
見積書で不明な項目があった場合は、納得がいくまで問い合わせるとよいでしょう。その時の説明ややり取りで、その業者の誠実さや能力がある程度わかります。
保証やアフターサービスがある
照明の修理を行って終わり、というのではなく、保証やアフターサービスまでついている業者がおすすめです。工事業者は万全を期して修理対応しますが、人の手で作業を行うためどうしても不具合が起きるリスクがあります。
そのため、業者によっては万が一のトラブルに備え、保証やアフターサービスを用意しているところもあります。その内容は業者ごとに違いますが、主に金銭、修理保証や定期メンテナンスが含まれます。
金銭、修理保証については、以下のような事例に適用されます。
・修理工事中に天井や壁などに損傷が起きた
・修理工事中に照明器具を破損してしまった
・修理工事中に人がケガをした。
・施工後に工事不備がみつかった。
・施工時の工事不備が原因で人がケガをした。
上記のようなトラブルが発生した際に保証がないと、再修理や照明器具の購入代金、通院費などが自己負担になってしまうため、保証内容や条件はしっかりと確認しておきましょう。
古い照明器具やアンティーク照明の修理は依頼できる?
近年、昭和レトロブームや海外ブランド照明の需要増加もあいまって、古い照明器具やアンティーク照明の人気も高まっています。特に、海外ブランドの照明は日本にはないデザイン性の高いものが多く、あえて海外サイトや海外照明の輸入サイトなどで照明器具を購入する方もいらっしゃいます。
しかし、古い照明器具やアンティーク照明、海外の照明が故障した場合、どの業者でも修理対応しているとは限らないため注意が必要です。海外製の照明は日本の照明とは構造が異なり、修理には専門知識と技術が必要になります。
修理内容が不適切ですと、「照明が点灯しない」「電球がチカチカする」といった不具合の原因となり、最悪のケースでは漏電火災が発生することもあります。安心して照明を使用し続けるためにも、古い照明器具やアンティーク照明の修理は、実績のある専門店に依頼するのがベストです。
まとめ
今回は、照明器具の修理はどこに頼むのがいいのか、業者の選び方や自分でできる対処法をご紹介しました。
電球・蛍光灯の寿命や電気の使い過ぎなど、不具合を自分で解決できる場合もありますが、照明器具が故障した場合は基本的に自分で修理することはできません。
安心安全に照明を使うためにも、電気工事士の資格を持った専門業者に依頼しましょう。
当店「EL JEWEL」では、一般的な照明器具のほか、古い照明器具やアンティーク照明、海外製照明の修理を承っております。シャンデリアの清掃やリメイクにも対応していますので、業者をお探しの方はぜひ当店にお任せください!
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