照明選びの完全ガイド

照明の選び方-シーン

廊下によく使用される照明とは?選ぶときに気にすべきポイント5選

廊下は人が移動する空間ですので、照明でそれを誘導することが大切です。では、廊下に取り付けるのに効果的なのはどんな照明でしょうか?
本記事では、廊下の照明のポイントについて詳しく見ていきます。最後には、廊下によく使用される人気の照明もご紹介するので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

廊下の照明を選ぶときに気にすべきポイント5選

①移動をスムーズにすることを目的とした照明計画をする

廊下の照明を選ぶポイント

廊下は移動するための場所ですので、廊下から目的とする場所にスムーズに誘導できるような照明であることが大切です。

日本で一般的な廊下の照明として、天井にダウンライトを一定の間隔で設置する方法があります。
ダウンライトは拡散と集光の2種類に大別されますが、この場合は拡散タイプが向いています。廊下の床面が均一に照らされるので、廊下や脇にあるドアなど全体が認識しやすくなるためです。
また、照明コストが抑えられるというメリットもあります。

②明るさのコントラストで動線を作る

廊下の突き当りの壁が明るいと安心感が生まれます。この点から、突き当りの存在感を十分に引き出すという方法も効果的です。具体的には、集光タイプのダウンライトを用いて、あえて全体を均一にせず明るさにコントラストをつけます。

正面だけでなく、廊下の脇に動線があるという場合、その部分にダウンライトを当てることで動線をスムーズに導くことが可能です。特に、廊下の曲がり角にはダウンライトをつけてコーナーを意識づけましょう。
廊下では、照明器具の種類、光の当て方、光の広がり具合を変えることで、動線を意図したものにできるのです。

③廊下の幅を狭めない照明を選択する

廊下の照明を選ぶポイント

廊下は通路ですので、照明が廊下の幅を狭めてしまい、通路としての機能が損なわれないように工夫することも大切です。
天井や壁に埋め込む形のタイプや、光を壁面に直接当てることで壁面を明るく照らすタイプのライトは、廊下の幅を狭めない選択肢として有用です。

また、廊下は、基本的には他のエリアに比べて幅が狭いため、少ない照明で足りることが多く、距離が長い廊下は、スイッチを使って廊下の両端からオンオフできるようにします。予算や照明器具によっては人感センサーを使うという手もあります。

④廊下の脇に設置したものを照明で演出

廊下の壁に絵画や写真を飾ったり、ちょっとした小物を置いてみたり、廊下の空間づくりにこだわる人も多いのではないでしょうか。その際、照明次第でより素敵な空間を作ることもできるのです。
たとえば、廊下の壁にダウンライトを取り付けると、絵画や写真が引き立ち、思わず立ち止まるような魅力的な空間になります。
また、廊下の脇を机や本棚などの収納スペースにしている場合は、それを取り出して見やすくするために照明が当たるような設計が良いでしょう。

⑤夜間に照明で目が覚めないように工夫を

廊下の照明を選ぶポイント

夜間にトイレに立ったとき、廊下の照明が非常に明るいと、目が覚めてしまい眠気が覚めてしまうなんてこともありますよね。

なので、廊下の照明では夜間の通行に配慮した照明作りも重要。
具体的には、メインの照明とは別にやや暗めのフットライトを設置します。その灯りのみで廊下を通るような設計であれば、照明により覚醒するという心配も減ります。

これは階段の照明でも同様のことが言えますね。
✅階段の照明を選ぶときの4つのポイント

廊下でよく使用される照明は?

廊下でよく使用される照明には、ウォールライト(ブラケットライト)やペンダントライトがあります。

ウォールライト(ブラケットライト)

ウォールライト(ブラケットライト)は、壁に取り付ける照明です。
明るさがやや控えめではありますが、間接的にライトが照らされ、廊下の壁を使って雰囲気のある空間を作り出すことができます。

廊下でウォールライト(ブラケットライト)を使用する際は、幅が狭いタイプが有用です。壁の上の方に取り付けると、通行の妨げにもなりません。また、壁面に小型のブラケットを等間隔に設置し、床面ではなく天井面に明るさのコントラストをつけることで、廊下の奥へと誘導することも可能です。

廊下におすすめの照明
【ET2】アメリカ・アウトドアウォールライト「Brik」ホワイト(W121×D39×H121mm)

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井からコードやチェーンで吊るすタイプの照明です。様々なエリアで使用され、廊下でもしばしば用いられます。

廊下でペンダントライトを使用する場合、幅をとらない小型のタイプが使いやすいです。また、ペンダントライトは天井から吊るすタイプの照明ですので、揺れると壁にあたる危険があります。コードやチェーンの長さと壁との距離や素材に注意が必要となります。

廊下におすすめの照明
【Catellani & Smith】 イタリア・LEDインテリア照明「Malagola 27」ゴールド (W270×D130×H110mm)

まとめ

廊下の照明のポイントは、まず、人の移動を誘導し、動線を作ることです。その際に、通路の幅を狭くしない、夜間に目が覚めないようにする、といった点で工夫すると良いでしょう。

さらに、廊下の脇に置いてあるものを照明で演出が可能ですので、廊下の照明で素敵な空間を演出されてみてはいかがでしょうか。

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