間接照明とは、電球やLED電球のような光源からの直接光を使用せず、壁面・天井面などに反射させて作業面を照らす照明です。反射させることで光の量が減り効率は悪くなるものの、面光源のようになるため照度を均一にしやすく雰囲気のある照明にできるのが特徴です。
今回は、そんな間接照明にフォーカスし、メリットやデメリット、そして空間にあった間接照明を選ぶためのポイントを解説します。
間接照明のメリットとデメリット
間接照明のメリット
間接照明のメリットとして、次のような点が挙げられます。
①柔らかな照明効果
照明効果は直接照明よりも目に負担が少なく柔らかい拡散した照明効果を生み出します。
②まぶしさの軽減
間接照明は直接光源が当たらないため、まぶしさが少なく読書やテレビ鑑賞、スマホの操作にも支障になりにくく、直接光が当らないことでリラックス効果も期待できるでしょう。
③部屋を視覚的に広くする
壁や天井を照らすことで天井の高さや壁に開放感を与えられ、その公開によって部屋を視覚的に広く感じさせる点もメリットです。直接光が当たらないことで心理的にも落ち着いた気分になることから、寝室、リビングルームなどくつろぐ場所に適しています。
間接照明のデメリット
反対にデメリットもあります。それは次の点です。
①光量の少なさ
間接照明では、読書、料理、仕事など必要な作業に十分な光量が提供できないことも多くあります。そのため、追加の光源が必要になる場合が少なくありません。
②設置の難しさ
設置を誤ると本来の光源としての機能が失われてしまうため、望ましい効果を達成するには、照明器具の慎重なデザインと配置が求められます。直接照明ではそこまでのシビアさは求められません。
このように間接照明は、選び方によって素晴らしい効果を得る反面、選択や配置を失敗してしまうと十分な効果を得られません。
そこで、次は間接照明を選ぶ際のポイントをみていきましょう。
間接照明の正しい選び方
間接照明を選ぶ際に意識したいこととして、以下の点が挙げられます。
ワンポイントになる場所へ設置できるライト
ベットサイドなどワンポイントになる場所へ設置できるライトを選びましょう。
柔らかな明かりが得られる反面、十分な光量が得られないという弱点のある間接照明はメインの照明ではなく、ワンポイントとなる場所に設置できるライトを選択するのがおすすめです。
また、直接設置するタイプを選ぶ場合はウォールランプやブラケットライト等を選択するのが良いでしょう。
これらの選び方をすることで柔らかな光によってリラックス効果が期待できます。
マッチしたライトの選択
リビングや寝室だけでなく、廊下や階段といった場所で設置しても違和感や不自由さを感じません。
むしろ、狭く感じがちな廊下や階段といった場所が広く感じられ、開放感も得られます。
まとめ
今回は、間接照明のメリットとデメリット、そして選び方のコツについてご紹介しました。
間接照明の特徴や、直接照明との違いや選び方のコツを押さえておくことで、室内空間の雰囲気に合う照明を見つけることができます。
空間の雰囲気に合う照明を見つけられれば、生活の質も上がり、自宅がさらにお気に入りの空間になるはずです。
ぜひ間接照明を取り入れて、あなたの理想のお部屋をつくってくださいね。
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