シャンデリアは、その豪華な見た目で空間を格上げしてくれるインテリアの一つです。しかし、移設やメンテナンス時、どうやって取り外したらいいのか扱いに悩むかもしれません。
そこで今回は、シャンデリアを安全に正しく外す方法を、6つのステップごとに解説します。
シャンデリアの外す前に確認すること
まず、そのシャンデリアが簡単に取り外せるシャンデリアかどうかを確認しましょう。
取り付けた時に、自分たちで取り付けたか、電気屋が取り付けたのかを思い出してください。
自分たちで取り付けた場合は、引っ掛けシーリングプラグのため自分で取り外しができます。電気屋が取り付けた場合は、自分たちで取り外しできない可能性が高いです。照明の取扱説明書や販売店に確認できる場合はしてみましょう。
取り付け方法が分からない場合は、シャンデリアの大きさ、重量、スタイルを確認します。
自分たちで取付取り外しができる引っ掛けシーリングプラグは、耐荷重が5kgまでと決まっています。重量が分かればいいですが、分からない場合は、シャンデリアの大きさで、長辺がだいたい50cm以下までと思っておけば結構です。
その上、スタイルがチェーンまたはコードで吊っているなら、自分たちで取り外しができる可能性が高いです。
天井にぴったり引っ付いているスタイルのシャンデリアや、吊元からステック上の芯棒がでているスタイルのシャンデリアは、電気工事士による取り外し工事が必要になります。
シャンデリアを天井から正しく取り外す方法
取り外したい照明が引っ掛けシーリングプラグであることがわかったなら、以下の手順で正しく取り外しましょう。
ステップ1:安全対策を行う
●電源を切る
作業を始める前に、必ずシャンデリアの電源を切ってください。ブレーカーから電源を落とすことで、感電のリスクを避けられます。
●床を保護する
シャンデリアの下には、柔らかい布や毛布を敷いて、万が一落下した時にシャンデリアを保護するとともに、床を傷つけないようにします。
ステップ2:必要な道具を準備する
シャンデリアに安全に届くための脚立やスツールを用意します。
その他に必要な道具は、次の4つです。
●手袋:シャンデリアを手で触る際は、手袋を着用してパーツを汚れや傷から保護しましょう。
●工具:ネジを外すためのドライバーを準備します。
●梱包材:クリスタルパーツを一つ一つ梱包します。
●緩衝材:毛布やエアクッションなど。外したシャンデリアを仮置きするために使用します。
ステップ3:クリスタルパーツを梱包する
クリスタルパーツが多いシャンデリアは、パーツがぶつかり合って傷がつかないよう、照明を外す前にパーツを一つ一つ梱包します。
ステップ4:シャンデリアを支える
シャンデリアの重さによっては、一人で支えることが難しい場合があります。可能であれば、作業を助けてくれる人を一人用意しましょう。
ステップ5: 取り外し作業を行う
●カバーを外す
天井にあるカバー(シーリングカップ)を、ネジをゆっくり緩めながら下にずらします。この際、カバーが勢いよく下に下がらないよう注意してください。
●引っ掛けシーリングプラグを確認
引っ掛けシーリングプラグが見えたら、照明本体を支えたうえで、ゆっくりプラグをひねりながら外します。プラグにはスイッチが付いている物もありますのでよく確認してください。もし、引っ掛けシーリングプラグが見当たらない場合は、電気工事士による取り外し工事が必要ですので、工事業者に依頼しましょう。
●シャンデリアを支える
シャンデリアをしっかりと支えながら、天井からの固定部分を外します。この時、シャンデリアの重量に注意しながら、ゆっくりと下ろしていくことが重要です。
ステップ6. 取り外した後の処理
シャンデリアを安全に緩衝材の上に置いた後、ネジや固定部品を保管し、後で再び取り付けられるようにしておきます。シャンデリアを移設する場合は、部品が損傷しないように適切に梱包してください。
大切なシャンデリアを長く使うために
シャンデリアを天井から取り外す作業は、慎重さと正確さが求められます。この記事で紹介したステップを参考に、安全に作業を行ってください。不安な場合は、プロの技術者に依頼することをお勧めします。正しい知識と準備をもって、シャンデリアの取り外し作業に挑みましょう。
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