近年、インテリアデザインの世界で注目を集めているのが、バブルシャンデリアです。欧米の照明メーカー各社も様々なバブルシャンデリアを発表しており、その独特なデザインと柔らかな光の演出が、多くの人々を魅了しています。
では、なぜバブルシャンデリアがこれほどまでに人気なのでしょうか?この記事では、バブルシャンデリアの独特な魅力に迫りつつ、その人気の理由と、美しい光を最大限に活かす設置のコツについて解説していきます。
バブルシャンデリアの魅力
バブルシャンデリアの最大の特徴は、そのデザインの多様性にあります。シェードの円型、楕円型や、複数シェードのランダムな配列など、シェードの配置や大きさ、また本体となるバーやコードが変わることで、様々なデザインが生み出されます。これらのシェードは、クリアまたは透け感のあるカラーガラス、アクリルなどの材質で作られており、照明を通すことで美しい光の効果を生み出します。
単に空間を照らすことにとどまらず、空間の雰囲気を柔軟に変化させることができるメリットもあります。例えば、グレー系のシェードを選ぶことで、クールでモダンな雰囲気を演出することができますし、クリアなガラスを使用することで、北欧のカフェのようなおしゃれな空間を作ることもできるのです。また本体の色をブラス色にすれば、より高級感を醸し出すこともできます。
魅力やメリットが多いバブルシャンデリアですが、唯一のデメリットは、清掃とメンテナンスの難しさです。シェードのはめ外しにはコツが必要なものが多く、清掃や電球交換のためにシェードを外すとき困難を感じる方も多いでしょう。また最大のデメリットは、昨今LED電球を使用するために、シェード内に熱がこもってシェードが割れる場合があるということです。そのため最近では熱を逃がすためにシェードに穴の開いた器具も出回っています。不安な方は、そちらを選んだほうが良いでしょう。
ですが、他の照明にはない独特のデザインが創り出す空間は特別です。お気に入りの1つを見つけて、お部屋や空間をより素敵にしたいですね。
バブルシャンデリアの設置のコツ
部屋のサイズと明るさのバランスを考える
バブルシャンデリアは、1つのシェードに1つの電球しか入らないため、そのシェードの大きさの割には明るさが思ったほど取れません。そのため、バブルシャンデリアを設置する場合はダウンライトやフロアライトなどで明るさを確保した上で設置しましょう。
部屋の広さに合った明るさを確保できる照明器具を選ぶことが、空間を最適に演出する鍵です。
高さの調整に注意する
バブルシャンデリアは器具自体に高さがある物が多いため、日本の低い天井高で動線上に設置するのが難しい場合があります。照明器具の設置は一般的に、床からシャンデリアの最下部までの高さを、動線の場合は約2m、テーブルなどの上に設置する場合は1.6m前後に設置するのが一番美しいとされています。照明器具の購入を失敗しないためには、天井高と器具の高さを確認することが重要です。
照明の複数づかいで配置を工夫する
バブルシャンデリア一つではなく、複数をランダムな高さで設置することにより、ボリューム感と高級感を作り出すことができます。照明メーカーによっては、複数づかいを前提に、サイズやカラーの違うバブル照明を提案している商品もあります。例えば、テーブルの上やエントランス、吹抜けなどに複数のバブル照明を組み合わせることで、空間をより魅力的に演出することが可能です。
専門家に頼む
バブルシャンデリアは、デザイン性が高い反面、設置は複雑になる傾向があります。引っ掛けシーリングプラグで簡単に取り付けられる器具も一部ありますが、海外輸入照明や、大型のもの、複雑なデザインの場合は、設置の位置決めやバランスの調整が必要となるため、通常は設計、リフォーム段階で設計士に取付位置を確定してもらう必要性が考えられます。り取り付けについても、専門的な知識と技術が求められますので、輸入照明に強い電気工事士に依頼するのがおすすめです。
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